大人気! 初心者でも楽しめるタロットカードの選び方

十六夜衣舞先生コラム(2021年6月)

十六夜 衣舞先生(イラスト)
十六夜 衣舞先生

ごきげんよう、衣舞です。

雑誌でも特集が組まれるほど、タロットはさまざまな占い系カードの中でも不動の人気です。
しかし「絵柄がコワい」「難しそうでよくわからない」「どんなものを選んでいいのか迷う」といったお声が多数寄せられていますので、今回は初心者の方も使える、楽しめるという観点を含め、タロットカードの選び方やおすすめのカードのご紹介をさせていただきますね。

迷ったら有名な4大カードをチョイス

よくわからない方はスタンダードかつ有名なブランド? をお選びになるとよいでしょう。
4大カードとも言われている「ウエイト版(ライダー版)」「マルセイユ版」「トートタロット」「ゴールデンドーン」からお選びになる、というのも選択肢のひとつです。

特に「ウエイト版」が、さまざまなタロット解説本でベースとなって紹介されているのでオススメです。
このカードの写真がまず載っていて、それについての説明、解釈が書かれているものが非常に多い印象なのです。
タロット講座で教材として使われるのも、圧倒的に「ウエイト版」が多いように見受けられます。
またこのウエイト版をベースにしたさまざまなタロットが自主制作されているケースもあるので、つかんでおいてソンはないでしょう。

マルセイユ版は意味が違う!?

先の4大カードのうち、「ウエイト版」と「マルセイユ版」が二大双璧化しているような雰囲気になっていますが、実は厳密にみていくと意味やカードの名前、絵柄が違っていたりします。
タロットをやっていてつまづく方の1/3くらいが、ここで混乱してやめてしまったりするようです。

たとえば「恋人たち」のカードは「ウエイト版」と「マルセイユ版」では、カードに描かれている人物の人数が違っています。
名前が違うだけならまだいいのですが、意味が変わってくるとどっちがどっちだっけ? とわけがわからなくなってしまいますよね。
そういう時はいっぺんに両方手を出さず、まずどちらから学んでいくのか決めてしまいましょう。
片方をしっかり学んだ上で、もう片方をやっていけば比較になりますし、具体的にどこがどう違うのか習得しやすくなります。

コワいと判定されるカードワースト3

お客さまにもよく「コワい」と言われるワースト3のカードといえば「吊られた男」「死神」「悪魔」でしょうか。
しかしもともとタロットには吉凶のニュアンスはありません。
ですのでコワいカードや悪いカードというのは本来存在しないのです。
多くの人がこれまでご自身が体験してきたイメージから「コワい」と判断しているだけなんですね。

これをふまえて、いわゆる「コワいと判断されがちなカード」を別のニュアンスで言い換えたり、動物を使ってやさしいイメージにしたものなど、ユニークなカードがたくさん発表されています。
ネットショッピングでも写真が紹介されていますので、じっくり見てみてくださいね。

海外でもさまざまなカードが

「ウエイト版」の絵柄はすでに著作権フリーとなっている関係もあり、とりわけ海外ではこの絵柄をベースにしたおもしろいカードが何種類も自主制作・発売され人気を得ています。

完売してしまったようですが、クリスマスをモチーフとした「ウインター・ウエイト」(写真1)や、70年代のディスコサウンドがぴったりの「グルーヴィ・ウエイト」(写真2)など、人物のポーズなどはオリジナルのままなのに背景や世界観が違うだけでがらりと雰囲気が変わります。
人でなく動物に変わってもイメージが違ってきますのでお好みのものを。

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月1)

写真1

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月2)

写真2

それでもやっぱりタロットはコワいよね、と思う方は

やさしいイメージのカード、オラクルカード寄りのものを選ぶとよいかもしれません。
そもそもタロットカードはオラクルカードのお仲間であるといいます。
その中から突出して人気になってしまったようですが、オラクルカードによくある「癒し」や「寄り添い」をベースにしたものがオススメです。

特に人気なのが「GOOD TAROT」(写真3)で、幻想的なイメージと妖精や動物たちのやさしい雰囲気、カラーリングが秀逸です。
このタロットは解説本を見るとすべてアファーメーション(肯定的な宣言)になっているので、当初はわかりづらいかもしれませんが、当方は学びの時に使うというよりも、絵柄をお客さまに楽しんでもらったり、オラクルカード的に1枚引きで使用したりしています。
タロットは自由に使っていいのです。

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月3)

写真3

天使や妖精も積極的に登場

オラクルカードによく出るモチーフである天使や妖精もタロットカードの主役になっています。
「エンジェルタロット」(写真4)や「フェアリータロット」(写真5)がロングセラーですね。
大天使がメインに描かれ迫力抜群ですが、やはり天使だけあって癒し効果は絶大です。
つらいなあと感じた時に、1枚さらりと引いてみるのはいかがでしょうか。
きっと背中を押してくれることでしょう。

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月4)

写真4

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月5)

写真5

1セットは持っていたい! 美しいCGのタロット

最近非常にお客さまウケしているのがCGのタロットカードです。
何せ美男美女しか出てこない(笑)
人物がいきいきと描かれているので、何だかカードから飛び出してきそうです、とのご感想も。
当方も「アルカナム」(写真6)「ラ・ニュイ」(写真7)「セレマ」(写真8)と3種とりそろえています。
まるで洋画でも見ているかのような気になってしまいますね。

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月6)

写真6

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月7)

写真7

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月8)

写真8

かわいい動物のタロットもお忘れなく

女性にウケているのが「クリスタルユニコーン」(写真9)や「ペイガン・キャッツ」(写真10)
最近発売された「むぎのタロット」(写真11)は男女問わず人気です。
動物の好きな方は探されてみるといいかもれませんね。
しかしなぜか犬のタロットはあまり見かけません。
ニーズがないのでしょうか?
犬好きの方はちょっとがっかりですね。

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月9)

写真9

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月10)

写真10

十六夜衣舞先生のコラム挿入画像(2021年6月11)

写真11

タロットは好みで選んでOK

パワーストーンなどと同じで、タロットもピンときたものを選ぶのがよいとされています。
きっと相性のよいカードが見つかると思いますよ。
また海外で発売されているものについては、当方も輸入して楽しんだりしていますので、興味はあるけど英語がわからないから手を出せない、どう申し込んでいいのかわからない、という方のご相談にのらせてもらってもおります。
不安な方は鑑定の時にでも併せてご相談くださいね。

今回のコラムを執筆した占い師

十六夜 衣舞 (いざよい いぶ) 先生

鑑定料 1分/210円
鑑定歴 11年以上
得意な占術 ルノルマンカード / ダウジング / タロットカード / ルーン / オラクルカード / ジオマンシー / リソマンシー / ビブリオマンシー / アストロダイス / パワーストーン / 宿曜占星術
得意な相談内容 恋愛全般 / 相性 / 片思い / 復縁 / 復活愛 / 複雑愛 / 出会い / 相手の浮気 / 結婚 / 不倫 / W不倫 / 離婚 / 仕事全般 / 就職 / 転職・独立 / 職場の人間関係 / 人生